ブックマークに、短い歌を

はてなブックマークでは書ききれないことを、

「100字では足りないこと」カテゴリでつらつらと書いてみます。

 

前置き

 

小手川ゆあ先生という漫画家さんが好きです。

代表作の1つ【死刑囚042】は、はてなでも

「5巻以内完結で好きな漫画」などのテーマの時によく挙げられていますね。

死刑囚042 (wikipedia)

死刑囚042は自分もすごく好きで

そのまま実写化しても、きっと素敵な作品になるだろうなーと思っていました。

最近、電子版を購入。あれからずいぶん時間が経ったので、

今はちょっと受け取り方も当時と違いますが、、でも、好きな作品です。

 

さて、小説家の中には、作品ごとの作風の振れ幅の大きさから

「白乙一乙一」「白古橋・黒古橋」などと呼ばれる先生方がいますが

小手川先生もそのような傾向が見えるので、

自分は勝手に「灰小手川・黒小手川」などと作品を分けています。

(軽めの作品でもどこかグロ寄りで油断すると脳みそバーンするので、灰)

 

ちなみに自分は、「グロも書ける作家」の白寄りの作品が凄く好きです。

しあわせは子猫のかたち (wikipedia)

ある日、爆弾がおちてきて (wikipedia)

 

そんな小手川先生の、(フィジカルな)グロのない作品の1つが

ショートソングというコミック。

ショートソング (wikipedia)

 

短歌

 

ショートソングは、歌人 枡野浩一先生の初長編小説であり、

小手川先生がコミカライズを担当された作品でもあります。

自分は、コミックから入って小説も買いました。

 

自分は少年漫画脳なところがありまして、

「冒険」「ストーリーのダイナミックな展開」を至高に置いて、

心の機微を主軸に話が進むような作品はどうも苦手としています。

そんな自分でも、鮮やかな短歌の数々で彩られたこの作品はとても魅力的で

それから枡野先生や穂村弘先生たちの短歌・エッセイを多く買うようになりました。

 

短歌と、はてなブックマーク

 

さて。

はてなにも短歌が好きな方は多いようで、

たまにホッテントリに入りますね。

(本格的に習熟した方より、自分のような「なんとなく好き」な方が多い?)

 

ただ、埋もれている面白い試みもあるので、ここに記録しておきます。

付け句という、

5・7・5 あるいは 7・7 の部分だけをお題として決めておき、

受けて立つ各人が 7・7 あるいは 5・7・5 を返すという遊びの、

ツイッター短歌版です。

 

お題を出しては、togetterにまとめてくださっている方がおられました。

きみがとどめをさしてください』 (togetter)

  個人的に好きなのは、

   ・最初から~ (twitter)

ポニーテールは解かない、まだ』 (togeter)

   個人的に好きなのは、

   ・どれだけ爪~~ (twitter)

   ・生えてきた~~ (twitter)

   ・張り裂ける~~ (twitter)

ちょっと小粋なパジャマパーティー』 (togeter)

   個人的に好きなのは、

   ・のっち寝て~~ (twitter)

僕はきみの友だちではないんだよ』 (togeter)

   個人的に好きなのは、

   ・そういうことに~~ (twitter)

人生は勝ち負けじゃない』 (togeter)

   個人的に好きなのは、

   ・足裏につく~~ (twitter)

   ・楽だろうけど~~ (twitter)

プラネタリウムで眠る確率』 (togeter)

   個人的に好きなのは、

   ・今ここで~~ (twitter)

   ・亡き母の~~ (twitter)

 

100字なら 3首詠んでも まだ余る ブックマークに 短い歌を

 

ところで

 

文字でしか短歌に接したことが無いので、

字余り、字足らず、句またがりみたいなのが来ると頭の中で音声処理できずバグる。